2014年8月7日木曜日

3.人間として進化すること

人間は進化を目指している。
進化するためにはどうすればいいだろうか。

私たちはそのためにはより高い意識を持って行動することだと思っている。
知識の豊富さ、能力の高さが進化するために必要なことだ。

そうして私たちは自分に何かを加えて進化しようとする。
自分に何かを加えなければ、価値の無い存在になると恐れている。

確かに知識が豊富であることや能力が高いことは素晴らしい。
それによって人や社会に貢献し、意識の高い人間として認められるだろう。

だがそれは人間としての進化といえるだろうか。

求めるべき知識は際限なく増えていく。
その能力もどんどん高いレベルになる。

いつかそこに追いつけなくなり、
自分の進化がいかに小さいものかを思いらされる。

知識や能力を得ることは、元々人間に兼ね備わっている性質だ。
それを使ったからといって進化するわけではない。

人間の進化はそうして何かを加えることで起こるものではない。

それは一見進化しているように思えるが、
その方向では自分を見失い続け、進化から遠のいていく。

私たちはここから進化するために、
自分に付け加えてしまった自分ではないものを
逆に外していかなければならない。

今までの進化の方向を変えて、
何もない純粋な自分自身に戻っていく。

知識や能力を自分自身から外して、
それが必要だと思っていた思考を超えて、
ただの自分自身になる。

これが人間の進化する方向だ。

思考の水平線を超えて、ただの自分になった時に、
初めて知識や能力を自分として認めることができる。

人間の進化とは純粋な自分自身でありながら、
すべての思考や世界を自分として認めることができる存在になることだ。