私たちは時間があると感じている。
毎日時間に従って生活している。
時間通りに目を覚ましたり、眠りについたり、
時間を持て余したり、足りないと感じたりする。
世界は時間によって動いている。
私たちは時間を便利に使い、
時間に拘束されながら生きている。
ある時、私たちはこの世界に生まれ、
この時間の流れを過ごしなから老いていく。
生まれてから死ぬまでの人生という時間を
自分のことのように感じている。
思考の水平線を超えたことろに時間はない。
そこは荒々しい時間の渦の中心にあって動きがない。
そこでは時間が止まっていて、始まりも終わりもない。
そこが私たちの存在の中心であり、
本当に自分だといえるところだ。
このことを理解したとき、
私たちが時間に拘束されることはなくなる。
私たちは生まれたことも死ぬこともなく、
時間の中で動き回ることもない。
その中心あって動く時間を見ることはあるかもしれないが、
自分自身が時間と共に動くことはないと知っている。
身体や思考は動いている時間の中に拘束されている。
それは時間の動きとともに変化していく。
だが自分自身は決して変化することはない。
私たちはこの永遠の瞬間に存在している。