2014年11月17日月曜日

23.運命について

運命はあるのだろうか。

私たちは決まった運命はないと思っている。
だから自力で運命を切り開こうとしている。

自分の努力が実って思い通りのことが起こったなら、
それは自分が運命を切り開く努力をしたからだと思う。

どうすれば思い通りに運命を切り開くことができるのか、
私たちはその努力の方法を求めている。

そこにはひとつの法則のようなものがあるかもしれない。
探せば法則らしきものも見つかるかもしれない。

だがそれは見つかったとしても完璧ではない。

その法則に従って努力をしても、
誰もが同じ成果を得られるとは限らない。

たとえ成果を得られたとしても、
それを失う法則によって、それは消え去る。

人生を切り開くことも失うことも決まっている運命だ。
ただ運命が決まっているからといって失望する必要はない。

私たちがよりよい人生を目指して努力することはいいことだ。
いつか私たちはより良い結果を得るだろう。

だがどういう選択をするのか、どういう結果を得るのか、
その運命は世界が決めることだ。

思考の水平線を超えたところには運命はない。
そこは動くことのない中心なので運命が入る隙間がない。

そこは自分自身の中心であり、自分自身そのものだ。
そこでは私たちには運命はない。

私たちの思考や行為がなぜ起こるのかは分からない。
それは突然沸き上がるエネルギーのように起こる。

どんなに自分で運命を変えようとしても、
このエネルギーには逆らえない。

すべてが人智を超えた運命の中の出来事だ。

だが私たちの人生は運命の中で翻弄されるだけではない。
その枠の外に出ることができる。

それが自分自身の中心に向かうことだ。

それさえも運命なのかもしれない。
ただそれは運命から離れることの出来る場所へ向かう運命だ。

一時的に満たされることを得るためのものではない。
そこで永遠に運命の呪縛から解放される。

そこに行き着くことで、
私たちはそこが運命から自由になる場所だと知る。

これが本当に運命を切り開くということだ。

一時的に人生を思い通りにするのではなく、
自分自身の中心を見つけることが運命を極めることだ。